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講座・連携講座

国内のみならずアジア・世界の健康構想に資する科学的根拠の創出と、社会実装を視野に入れた先進的な評価・治療法の開発研究を展開します。健康増進、重症化・再発予防、リハビリテーションに資する先進的研究により、虚弱高齢者、神経・運動器・呼吸循環代謝、がん、スポーツ領域での理学療法創生に貢献します。
現在、デジタルヘルス、ロボティクス、再生医療に関する学際的研究を推進し、身体活動量や自己管理を高めるシステム・機器開発や創薬とも連動した研究を推進しています。また、全学的に進められている未来社会創造機構、卓越大学院・リーディングプログラムにも積極的に参画し、幅広い研究体制から高度専門職を含む未来志向のヘルスサイエンティストの育成に取り組んでいます。

主な研究内容

基礎から臨床の幅広い研究を行っています。基礎系では、培養細胞、小動物を主に用い、病態メカニズムの解明、理学療法の介入効果の検証などを目的とした研究に励んでいます。臨床系では、ヒトを対象とした応用研究や疫学研究手法を用いて、各研究室の研究テーマに基づき、事象の関連性から介入方策の検証まで、幅広い研究活動を行っています。 代表的な研究内容として、

  • ▶1. IoTを用いたアテローム血栓症の重症化予防
    2. フレイル診断基準を用いた慢性心不全の長期管理
    3. 急性期リハビリテーション対象患者への神経筋電気刺激療法
  • ▶姿勢の制御について、情報処理の過程から加齢変化や認知・運動機能低下が制御ならびに習熟・学習に及ぼす影響の検証。
    勤労者の姿勢変化と顎関節、上肢筋骨格系障害、腰痛とPresenteeismの関係についての研究
  • ▶中枢神経損傷モデル(脳梗塞や脊髄損傷)を用い、運動機能障害、特に痙縮の病態解明や痙縮筋の神経筋接合部や感覚神経の可塑的変化に焦点をあてた新しい治療開発の創造
  • ▶骨盤底機能障害に対するリハビリテーションの介入効果に関する研究、産後の女性におけるマイナートラブルや妊婦における転倒に関する研究
  • ▶中枢神経疾患に対する理学療法、ロボティクスリハビリテーション
  • ▶心血管疾患の発症・重症化予防、フレイル/サルコペニアに関する臨床疫学研究、心臓リハビリテーション
  • ▶がん患者の骨格筋量と身体機能、身体活動量との関連に関する研究、がん患者の骨格筋量と治療アウトカムとの関連に関する研究、がん患者の運動療法の開発に関する研究(連携講座との共同研究)
卒業後の進路

主な進路・就職先として、一般医療機関(名古屋大学医学部付属病院、名古屋第一赤十字病院、名古屋第二赤十字病院、名古屋市立大学病院など)や、教育機関には名古屋大学、名古屋市立大学、中部大学、名古屋学院大学、豊橋創造大学などに教育研究者とし、さらに後期課程の研究機関として、京都大学iPS 細胞研究所があります。

(※2020年07月現在)

大学院生活

韓国で開催

Nagoya-Yonsei exchange research meeting

2010年から毎年11月ごろに名古屋大学医学部保健学科と韓国延世大学保健学科との間で、研究交流会が開催されています。
大学院生は本交流会に積極的に参加し、日頃の研究成果を英語で発表する経験をします。 本学では海外での研究発表会を積極的に行い、国際的な研究を推進しております。