看護学専攻では、人間の尊厳を基盤においた全人的看護を実践する看護専門職者を育成し、人々の健康に貢献すること、将来の教育者・研究者としての資質を育成し、看護学の発展に寄与することをめざして教育しています。
卒業時には看護師、保健師（選抜制）の国家試験の受験資格が得られます。
《健康問題に対する人間の反応の理解》
病気のなりたち、人間と環境の関係、看護診断を学びます。
《健康問題に対する人間の反応と看護》
病める人が家庭・地域・病院（施設）において、質の高い生活ができるように、発達への援助を含めた看護を講義と演習、実習を通して学びます。
《専門的看護や将来看護を発展させる能力》
専門性の高い看護や看護研究方法を学びます。
看護学専攻は４ユニットで構成されています。(1) 看護システム・ケア開発学では基礎看護学を担当しています。人間の理解と看護実践の基本技術、看護の概念、看護過程、フィジカルアセスメント、コミュニケーション技法、看護援助および看護管理について教育・研究します。(2) 高度実践看護開発学では臨床看護学を担当しています。成人・老年期の心身の病気を持つ人に対して、急性期・回復期、慢性期、終末期における症状と、その人にあった援助方法を教育・研究します。また、精神的な病を持つ人だけでなく、あらゆる人のこころの健康を目指した支援について教育・研究します。(3) 次世代育成看護学では、子どもと家族がより健やかであるための子どもと家族中心の看護について教育・研究します。また、女性の一生を通しての健康管理と妊娠・分娩期を中心とした周産期の援助について教育・研究します。(4) 地域包括ケア開発看護学では、個人や家族だけでなく、集団や組織も対象として、地域全体の健康維持、増進を図り、在宅で療養する人や高齢者への援助、また地域の保健活動や医療、福祉システムとのつながりについて教育・研究します。 | 
